今日の青ヶ島

本日の青ヶ島は本当によいお天気でした。ヘリも予定通りに飛びましたし、青ヶ島丸も時間通りに入港しました。

青ヶ島はお天気が不安定で、雨が降るとすぐに霧が出てヘリが欠航します。風が少し強くなると波が高くなり船が欠航します。

それでも今頃から入梅まではお天気の日が結構あって、もっとものどかでよい季節だそうです。

青ヶ島の自然の厳しさは、島で周囲を海に囲まれていることプラス山の頂上であるということに起因しています。この島は青ヶ島火山という海に突き出た山の頂上でなのです。この島のすそ野は深い海のそこにつながっています。島の周囲は波に洗われて、何千年もかけて崩れ続けています。

そこへ日本列島の山々をさけて吹き抜けてきた風が東西から伊豆諸島で集まって吹き抜けていきます。黒潮は太平洋を西から東へと流れ、青ヶ島周辺で大きく蛇行し、時には島の北を時には南へと流れを常に変えながら流れていきます。

ダイナミックな地球の表面の動き(風と水)がこの青ヶ島の天候を作っています。

そして、地球の内部のマグマの流れが青ヶ島のこの独特の地形を作っています。

まさに驚異に満ちた島です。

ぼくはこの島に住んでまだ一か月半ですが、毎日が驚きの連続です。教育長としての任期三年間ずっとこの驚きと新鮮な気持ちで過ごしていきたいと思っています。

ぼくがすべきことは、この驚異の島が育んだ自然と文化を守り、教育を改革し、教育をもって島のコミュニティづくりをすることだと思っています。

残すべきものは残し、改革するべきものは改革し、教育を通して島の未来を創造する努力をしていきたいと考えています。

ちなみに黒潮は今島の南側を流れているようです。

明日はもっと気楽な話を書きましょう。